シネマ執事

ティッシュみたいだね 映画って

2020/4/9

Day
黒澤明監督 「天国と地獄」 1963 感想

黒澤明監督 「天国と地獄」 1963 感想

芸術とエンタテイメント 映画は、芸術だ。多くのスタッフやキャストが結集して完成するが、成果物は映画監督個人の芸術作品だ。同時に映画は、血沸き肉躍るエンタテイメントでもある。この両立性こそ、映画の最大の魅力だ。文学は、作家ひとりが執筆することで完結する。作家の芸術的感性は、ほぼ何物にも邪魔されず、ストレートに文章となり、...

Other

根岸吉太郎監督 「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」 2009 レビュー

根岸吉太郎監督 「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」 2009 レビュー

戦後のリセット  戦争が終わり、兵役を解かれた男たちは、肉体労働に汗を流した。疲れた身体は、酒という刺激を欲する。映画の舞台となる居酒屋「椿屋」には、そんな男どもが集まってくる。「椿屋」が店を構えるのは中野、おそらくはサンモールの東側だろう...
More
Return Top