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是枝裕和監督 「三度目の殺人」 2017 レビュー

是枝裕和監督 「三度目の殺人」 2017 レビュー

司法運営の是非  下打ち合わせ。根回し。一般の会社でもそうだ。会議でいきなり、ガチンコの議論はしない。そのほうが合意形成しやすいからだ。容疑者である役所広司は、幾度も証言を翻す。被害者の娘である広瀬すずは、裁判の方向性に合わない事実を告白する。しかし、弁護士(福山雅治)には、真実の希求など全く念頭にない。減刑を少しでも...
入江悠監督 「22年目の告白 -私が殺人犯です-」2017 レビュー ネタバレあり

入江悠監督 「22年目の告白 -私が殺人犯です-」2017 レビュー ネタバレあり

仲村トオルのいかがわしさ  胡散臭いとは思っていた。例えば「接吻(2008)」。小池栄子の圧倒的な狂気と比して、渋く映画を支える名助演のように見える弁護士役だが、どこか嘘くさい。まず、声だ。誠実な男の渋く低い声。そんなものが仲村トオルに似合う筈がない。「22年目の告白」では、報道番組のキャスターを演じている。社会の矛盾...
黒沢清監督 「CURE」 1997 レビュー ネタバレあり

黒沢清監督 「CURE」 1997 レビュー ネタバレあり

馴れ合いとなった恐怖  催眠術で殺人を誘導する話なのだから、ホラーというよりは、サスペンススリラーか。殺人教唆を繰り返す犯人と刑事の対決。刑事の妻は精神を病んでおり、奇矯な言動で刑事を疲弊させる。親友の精神医学者も、催眠の罠に陥っていく。  深層心理の不可解、催眠によって崩れる倫理の脆さ。観客は、自分にもこんな状況が訪...
模倣犯

森田芳光監督 「模倣犯」 2002 レビュー ネタバレあり

薄っぺらい巨匠  森田芳光は、薄っぺらい巨匠だった。森田は、世界の薄っぺらさを鋭く描き、その虚構性をエンタテイメント化した。最もこの主題を先鋭化したのが、「模倣犯」だ。しかし、「模倣犯」は、評価されていない。「何がいいたいのか、わけがわからない」「監督の自己満足」などと酷評されている。しかし私は、虚構性を増す世界を、鋭...

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