シネマ執事

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2020/3

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市川崑監督 「破戒」 1962 感想

市川崑監督 「破戒」 1962 感想

カミングアウトへの戒め 「戒め」は、部落民であることをカミングアウトするな、という掟だ。「破戒」とは、この戒めを破ること。小学校の教師である市川雷蔵は、教室で生徒に向かって「破戒」する。清廉なこころを持つ雷蔵のカミングアウトは、生徒や教師、周囲の人々のこころを動かし、差別の愚かさを皆が認識する。 部落差別は人種差別と違...
映画『ジョン・ウィック』 感想

映画『ジョン・ウィック』 感想

キャスト ◆ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス) ◆ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト) ◆ヨセフ・タラソフ(アルフィー・アレン) ◆アヴィ(ディーン・ウィンタース) ◆グレゴリ(オマー・バーネア) ◆ヴィクター(トビー・レナード・ムーア) ◆キリル(ダニエル・バーンハード) ◆クズマ、ニコライ(キース・ジャーデ...
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FOLLOWERS-フォロワーズ- 感想 ネタバレあり

主なキャスト ◆奈良リミ役・・・中谷美紀◆ 百田なつめ役・・・池田エライザ◆ 田嶌エリコ役・・・夏木マリ◆ 群青あかね役 ・・・板谷由夏◆ サニー役・・・コムアイ◆ sayo役・・・中島美嘉◆ 望月民生役・・・浅野忠信◆ 野間ヒラク役 ・・・上杉柊平◆ ゆる子役・・・金子ノブアキ◆ 和田博嗣役・・・眞島秀和◆ 季生役・...
クリーピー 偽りの隣人

黒沢 清監督 「クリーピー 偽りの隣人」 2016 感想 ネタバレあり

サスペンスと人間心理 奇怪な連続殺人。犯罪心理学者の刑事時代の過ち。転居先の怪しい隣人。被害者遺族の可憐な少女。米国のサスペンススリラーのような道具立てだ。巨匠、東野圭吾もそうだが、この映画の原作者である前川裕も、米国のスリラー小説や映画をたっぷり吸収しているのだろう。前川は、比較文学を専門とする法政大学教授でもある。...
セックスチェック第二の性

増村保造監督 「セックスチェック 第二の性」 1968 感想

女性の証明 「セックスチェック」とは、スポーツの女子競技にエントリーするための、「女性証明」だ。いくつかのスポーツ競技は、男子競技と女子競技に分けて実施される。これは、男性のほうが運動能力が高いことが前提となっている。個人の記録が数値にて測定される陸上競技や水泳では、男性のほうが高い水準を示すのが周知の事実だ。 しかし...
シン・ゴジラ

樋口真嗣監督 「シン・ゴジラ」 2016 感想

国難へ立ち向かうリアリズム 日本人は、2種類に分かれる。日本国が好きな人と、嫌いな人だ。私はこの映画を観て、更に日本が好きになった。 「シン・ゴジラ」は、ゴジラの上陸という国難に立ち向かう人々を描いている。昭和のゴジラシリーズで主人公を務めたのは、科学者やジャーナリストだった。若きジャーナリストは、真相を掴むために奔走...
探偵物語

根岸吉太郎監督 「探偵物語」 1983 感想

80年代が本格化した年 1980年代とは、どういう時代だったのか。80年代末に冷戦が終了したり、昭和天皇が崩御したのは偶然ではない。加速度的に進化した文明は、1989年をピークに緩やかな下降期に入ったのだ。1980年代こそ、人類文明の絶頂期だった。21世紀の人間は過去のインフラをたっぷり享受するだけで、もう変革や向上は...

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ビートたけし監督 「みんな~やってるか!」 1995 レビュー ネタバレあり

ビートたけし監督 「みんな~やってるか!」 1995 レビュー ネタバレあり

【世界一くだらない傑作】 くだらない。完璧ににくだらない。シリアスで抽象的な映画を4本撮ったのは、このオチのためだったのか。ショートコントを連打する構成だが、シニカルに辛口のギャグとか、ほっこりとした笑いを誘うユーモアとか、都会的なウィット...
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