ラブコメディとも思えるようなテンポよく物語が展開していく「ベガスの恋に勝つルール」は何度観ても、幸せな気持ちにしてくれる映画です。キャメロン・ディアスの笑顔がとっても魅力的で、こんな刺激的な恋愛でも本当に好きになれるならいいかも?と思わせてくれるような笑いありなロマンティック映画です。
主役や他のキャストについて
主演のジョイを演じたのは「キャメロン・ディアス」です。物語ではバリバリのキャリアウーマンを演じています。キャメロン・ディアスでなければこの役どころは演じられなかったかもと思わせてくれるほどの適役です。
相手役を演じたのはジャックの「アシュトン・カッチャー」です。2000年に映画に出演して依頼、数々の人気作品に出演しています。モデルや声優などの仕事もしつつベンチャー投資などもこなすマルチに活躍している俳優です。大のTwitterファンとしても有名な人物です。
他にもジョイの親友ティッパーは「レイク・ベル」、ジョイの婚約者のメイソンは「ジェイソン・サダイキス」などベテラン勢が勢揃いしています。コメディタッチな部分はありますが演技力がなければできない映画なのでまさに適役といえるのではないでしょうか。
あらすじや見どころ
ラスベガスで出会ったジョイとジャックは、その日が初対面なのにも関わらず意気投合し酔った勢いで結婚してしまいます。翌日無効手続きを行うはずでしたが、ジャックが300万円の高額当選したことで、その権利をお互いに主張しはじめて・・・。平等にお金を分けるための偽装結婚がスタートします。
最初は6ヶ月偽装結婚を続ければ150万ドルが手に入るからと言い聞かせ、お互いの価値観の違いをなんとかしながらも日々の生活が過ぎていきます。
カウンセリングではいかにお互いの生活がストレスであるかを訴えながらも、ジャックが徐々にジョイに惹かれていく心の変化を、コメディタッチの中でも上手に描いていると思います。
ジョイは仕事に恋愛に紛争する女性なので、アクティブに前を向き頑張る姿からは元気をもらえるはずです。コテコテの恋愛映画は苦手な人でも気軽に楽しめる映画だと思います。
主題歌のタイトルや歌手は?
クリストフ・ベックが主題歌を担当しています。映画音楽で人気のある人になりトレジャーハンターやアナと雪の女王、クリスマスクロニクルなどの映画やテレビを担当しています。
映画のオープニングを務めたのはMikaの「Grace Kelly」であることも話題になりました。このMikaはとにかく歌が上手いことでも定評があり、クイーンの再来なんて言われることもあります。劇中の音楽のセンスにも定評があるのがベガスの恋に勝つルールになり、映画を彩る大切な役割をしています。
ロケ地はどこ?
ロケ地はラスベガスをメインに行われています。ロケ地を巡る聖地巡礼ツアーなどもあったのでいかに映画のファンが多かったのかがわかると思います。2人が300万ドルを当てたホテル内のカジノはモダンでスタイリッシュなホテル「プラネットハリウッド」です。
ジョイとジャックが行った結婚相談所は「アーヴィング・プレイス」、2人が一緒に住むことになったアパートメントは「オールド・フルトン・ストリート」です。どれも映画のワンシーンを思い出すおしゃれな場所ばかりです。
ラスベガスのカジノ街も映画で出てきますので、映画の世界観に浸るにも最適です。いずれも今でも残っている場所なので足を運んでみると面白いかもしれません。
原作はあるの?
ベガスの恋に勝つルールの原作は出ていません。映画を基にした本は発売されていますので、小説と映画を比較してみても面白いかもしれません。
出演者の演技レベルや衣装について
映画の衣装を担当したのはレニー・エールリッヒ・カルフスです。キャリアウーマンを演じたキャメロン・ディアスの衣装はシンプルあがらもスタイルの良さを活かした素敵なものばかりです。
レニー・エールリッヒ・カルフスはアニーやステイフレンズなどの衣装デザインを手がけたことでも知られています。役どころの特徴を分析して個性を活かしたファッションを生み出す天才でもあり、キャメロン・ディアスの魅力をより引き出しているといえます。
演技レベルについてですが、キャメロン・ディアスといえばその印象的な笑顔もあって映画の中でもその魅力を存分に生かしていますし演技力も十分に満足できます。またアシュトン・カッチャーは経験こそ少ないものの、コメディタッチだったこともありそこまで気になりません。
ラストや映画全体の考察・解釈
物語の最後はジャックがジョイにプロポーズをして結婚式を挙げるシーンで終わります。
お金よりも大切なことを手に入れることができたと話しているように、コメディシーンが多い映画なので笑わせてくれるイメージが強いのですが、きちんとしたメッセージ性があり、お金ではなくお互いを思い合うことの大切さを教えてくれます。
幸せそうな2人の姿を観ていると遠回りしたものの、二人が幸せになれてよかったと心から思える映画です。途中でキャリアに悩むジョイの姿もありますが、女性が社会に進出するようになった今だからこそ共感できる部分も多いのではないでしょうか。
形だけにとらわれず正直に生きる姿勢は共感を持てるはずです。
監督は誰で、他にどんな作品を作っているか
ベガスの恋に勝つルールを担当した監督は「トム・ヴォーン」です。
アウト・オブ・タイムや小さな命が呼ぶときを担当した監督でもあり、2018年にはウィンチェスターハウス米国で最も呪われた屋敷の監督も努めています。
スコットランド出身の映画監督でもあり脚本家として知られています。担当している作品数は少ないながらもこれからも活躍してくれること間違いなしの監督です。
キャメロン・ディアス主演のベガスの恋に勝つルールはのんびりと観たくなる、アップテンポなコメディタッチの恋愛映画です。本当に大切なものはお金ではなく愛だと考えさせてくれる映画ですので、カップルで観ても楽しめると思います。
ジョイの衣装にも注目しながら女性がかっこよく生きる姿を映画を通して体験してみてくださいね。それにしても300万ドルがあたったらみなさんはどうしますか?
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